鋼鉄神ジーグ1〜13話

鋼鉄神ジーグ Build1 [DVD]

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会う人会う人が面白いと連呼し、「水音さんは絶対に気に入ると思うので見てください!」と言われたので、貯めてた分を一日で消化した。


すっげぇ・・・ここまで貯めていた俺は真性のバカだ・・・。


鋼鉄ジーグの正統な続編でもあるしリメイクでもあって、作品として「ここはこうだろ!」というスタッフの意気込みが伝わってくる。
キャラクターも今時珍しいぐらいまっすぐなやつらで、普段はふざけていても決めるところは決める。
抑えるべき場面と暴走させる部分を良く理解していて、信じるべきものも背負うべきものもきちんと背負って、その上で前に進む。
初代鋼鉄ジーグの宙の登場から面白くなったなー。
銅鐸を取り返した後の初代ジーグの登場は鳥肌が立った。
あれは正しい。無茶苦茶だけど、その無茶苦茶加減がいいんだ。
合体もなー、今風のアレンジがされていたがそのけれん味がたまらない。
そして、新旧ジーグの共闘。
砂煙が晴れるシーンの構図が素晴らしすぎる。
ダブルスピンストームも・・・今の作品に必要なのは合体技だな。
これがあるのとないのとでは「力を合わせる」という意味が違う。
手を取り合って戦うこととチームで戦うことは全く違うんだ。
どちらも力は合わせているが、手を取り合って戦うことは「どこにいてもあいつと俺は常に戦っているんだ!」つー理屈になる。
あいつに笑われたくないから戦うみたいな。


脚本ではsolaに譲るが、総合的に見ればどう考えてもジーグの方が上だね。
とにかく自重しない、悩まない主人公が見たい人は見ておけ。
損はしない。


ところで、その、なんだ。
70年代、80年代の主人公って今の世界に持ってくるとものすごく新鮮に映るんだな。
勇者王ガオガイガーとか今のオタクに見せたらどう思うんだろう。