オープニングフェイズ

シーン1:激震   シーンプレイヤー:劉暁


劉蒼月を追って、その寺院に踏み込んだときにはすべてが遅かった。
おそるべき武功によって寺院を警備する兵たちは叩きのめされ、寺院の奥に封印されていた"ザン=ツヴァの宝石"は蒼月に落ちていた。
そして、君自身も蒼月の絶技を浴びて、床に転がされていた。



劉暁:いきなりかw

GM:おうよ。

劉蒼月:「ふん、ぶざまじゃな、劉暁。それでもワシの弟子か! 片腹痛いわ!」

劉暁:「ぐ……」

劉蒼月:「どうした? 貴様の力はその程度のものなのか?」

劉暁:聞える声も遠くなり、視界も霞んでくる。だが、指輪とそこに立つ男の姿だけはクリアに見える。

劉蒼月:「ワシはこれよりイオニア鉱山へ赴く。あそこのバカどもから手に入ればならぬものがあるでな。追ってくる気骨が貴様にあるか?」 劉蒼月は君にそう言い放ち、モナドファイターに乗り込む

GM:どうする?

劉暁:攻撃していいのだろうか。

GM:攻撃してもいいよ。モナドファイターは大きいので特に判定は必要ない。

劉暁:「く……ぅ、がああああああ!」最後の力を振り絞り、使役を行う。

GM:その瞬間、「ふん!甘いわ!」

スネーク:♪BGM excalibur って感じだ。

GM:劉蒼月が駆るモナドファイターの拳が、君の近くに突き刺さる

劉暁:使役に全体力を使ったため、何の抵抗も無く吹っ飛ぶ。

GM:宙に巻き上げられた君に、劉蒼月はこうつぶやく。「ワシを追ってこい」と

劉暁:「……言われなくても分かってる」意識は完全に落ちた。

GM:うん、じゃあそこでシーンエンドだ



シーン2:イオニアの再会   シーンプレイヤー:十六夜マリア


ひさしぶりに戻ってきた第二のふるさと、イオニア
ファイフの外れにあるこの鉱山町は、富嶽の一員として移民を求めた君を受け入れてくれた街だ。
けれど、 平和だった田舎の景色は、今は忙しく動き回るモナドトルーパーと、軍服姿の荒くれた男たちに変えられてしまっている。
戦いがあったのか、街の建物もいくつも焼け落ち、人々の表情も暗い。
当惑する君の方を、誰かが叩いた。
振り返ると、飛行服を着て、いたずらっぽい笑顔であなたをのぞき込んでいる少女の姿。



GM:「マリア? マリアじゃなくって?」

マリア:「あら・・・ローラ様ですか?お久しぶりでございます。その格好はいったいどうなされたのですか?」

ローラ:「この格好? ええ、わたくしもあなたと同じ、ミリティアに入ったの。これからは、女だって戦いをする時代だわ」

マリア: 「左様でございますか・・・お嬢様がお決めになったのでしたら異論はございませんが、お屋敷に何かあったのでしょうか」

ローラ: 「……」

GM:ローラは少し俯く。先ほどまで明るかった顔に、少し陰りが。 しかし、すぐに明るい表情になり、「立ち話もなんだし、わたくしの屋敷にこない? ゆっくりお話ししたいわ」 と君を誘う。

マリア: 「まぁ、ありがとうございます。喜んでお伺いさせていただきますわ」と二つ返事で了承します。

GM:じゃあ君たちがローラの屋敷に向けて歩き出したところで、シーンエンドだ。



シーン3:謎の胎動   シーンプレイヤー:ムギ・スプリングフィールド


ファイフ城の一番見晴しのよい塔にあるアネール王子の執務室は、王国伝統の古めかしい調度品と、ネフィリムから持ち込まれた文明の利器とが混在している。
アンティークな電話を片手に何事かを指示していた王子は、電話を終えるとため息をひとつついて、君の方をじっと見た。





GM:そういや何かやりたい導入があるって言ってなかった?

ムギ:いやいいやw とりあえず好きになった生徒を追いかけてます的な背景だけなんで。

GM:ああ、ムギが戦いはじめた理由の方なのか(笑)

ムギ:うんw

GM:うん。分かった。では、このシーンは普通にやることにしよう。

GM:このシーンは、アネールの口からマリアが捕まったことを知らされ、旅立つシーンね。



アネール:「……呼びつけておいて、すまないね。座ってくれ」

ムギ: 「いいえ、ちょうど暇を持て余しておりましたもので。ではお言葉に甘えまして。」 座ります。

アネール: 「話と言うのは他でもない。君と私の共通の友人、マリア・カスタフィオーレ嬢のことなんだ。彼女は数日前、イオニアの鉱山に行く、とだけ言って連絡を絶ってしまってね」

ムギ: 「……!それは…」

アネール: 「知ってのとおりマリアは、モナドドライヴの開発者だ。その秘密がVF団*1アムルタート*2に渡れば。我々は窮地に陥ってしまうだろう。現在のものをコピーすることは他の人間にもできるが、本当の意味で理論を理解しているのは、彼女ただ一人なんだ」

ムギ: 「はい、私もよくわかっております」

アネール:「だが、イオニアは、わが国の領土で、あそこにはアッシュビー大尉の舞台が駐屯している。そこにいきなり私の部下を派遣すると、彼がいい顔しないだろう」

ムギ:「…ひょっとして、私に彼女の捜索を?」

アネール: 「ああ、そうだ。君に行って欲しいんだ。頼まれてくれるかい?」

ムギ:「はい。彼女は私の親友ですから。喜んで行かせていただきます」

GM:では、アネールが「よろしく頼むよ」といったところで、シーンエンドにしよう。

シーン4:暁の出撃   シーンプレイヤー:フェイク・スネーク


ネフィリム本社。
エリザベス・パーラメントは無数の書類と格闘しながら、入ってきた君に鋭い目を向けた。



エリザベス:「来たわね、スネーク」

スネーク:「待たせたな。お前さん直々に俺に面通しとは、一体全体どういう騒ぎなんだ?」

エリザベス:(有無を言わさない態度で)「さっそくですが、あなたにはファイフ王国に飛んでもらいます。問題ないわね?」

スネーク:「そうは言うがな。まったく、お前さんを見てると『鉄の女』ってのがまったくもって相応しいな」

GMパーラメントを的確に表した言葉だな(笑)

スネーク:「で。俺に拒否権とやらはあるのか? あるんなら是非使ってみたいものだな」

エリザベス:「拒否権はありません。緊急事態です」

エリザベス:「イオニア鉱山でミリティアが、不老不死の秘宝を発掘しているようです。……どうも、気にかかるのです。私としてもネフィリムとしても、そんな怪しいものを発掘させておくわけにはいかない」

スネーク: 「お前さん程の女が、生娘みたいに震えなさんな。報酬も弾むんだろうな?」

エリザベス:「ええ、今回は緊急任務ですから」そう言って、ひと呼吸置き、 「これは会長から「聞いてほしい」と言われたことなんですが、あなたは不老不死を信じる?」

スネーク:「笑えんジョークだ。神の実在の次に信じないね」

エリザベス:「そうですか。私も信じません。そんなものがあるはずがない。そんな事で喜ぶのは、VF団ぐらいのもの」

スネーク:「珍しい事もあったもんだ。お前さんと気が合うとは。そんな嘘八百を信じる奴は余程の楽観主義者だろうさ」

GM:エリザベス・パーラメントが椅子から立ち上がる。で、「「エリザベス・パーラメントが命じます。イオニアの秘宝を調査し、必要とあらば破壊して下さい」

スネーク: 「了解だ。安楽椅子で腰掛けて優雅にティーでも楽しんでいろ。すぐに事は済ませる。帰ってきたら一杯飲りたいものだな」

エリザベス:「それでは、スネーク。よろしく頼むわね」

GM:そこでシーンエンド

オープニング終了後

スネーク:エリザベスさんに忠誠を。 → エリザベスへの忠誠

ムギ:じゃあ、あたしは「アネール王子への親愛」をとります。

マリア:「ローラへの親愛」かなぁ

劉暁:私はふるぼっこにされただけだしなぁw

GM:「憎悪」とか取っておけば?

スネーク:来い馬鹿弟子があ! って感じだったなあ(笑)

GM:劉蒼月からの期待でもいいよね

劉暁:同じキャラに対して取っていいんです?

GM:同じキャラに対しては、「自分から」と「そのキャラから」の二つまで取得できる

劉暁:なるほど……じゃあ期待で取っておきます。




スネーク:VF団があるって事は世界警○機構や十傑○もいるんですか?

GM:後者は自分でプレイできるぞ

スネーク:十傑集が!

マリア:さすがだなぁ・・・

*1:ヴァイスフレア団。三千世界征服を企む秘密結社。超人的な能力を持つ八部衆なるものがいる

*2:冥龍皇イルルヤンカシュが束ねる竜の軍団とその種族のこと