狂えるヤンデレとその分類

今年はヤンデレが話題になっているらしい。
話題に上り始めたのは確か、去年。
未来日記が流行っていた頃かな。未来日記には「由乃」というヒロインがいるのだけれど、この子が独占欲の固まりで「主人公を自分のものにしたい」という行動だけで、主人公の敵を殺してしまう。
ひぐらしのレナや詩音もヤンデレで、ハルヒの朝倉さんもヤンデレと言われているけど、この辺の分類ってどうなってるんだろう。
個人的に未来日記由乃ひぐらしの詩音は同じ系統だけど、朝倉さん、ひぐらしのレナ、スクイズの言葉は全く別の存在で、同じ括りにするのは難しいと思う。
ツンデレでも高飛車系など色々いるように、ヤンデレについてもいくつか分類が必要だ。

■「愛しているのに、あの人は私を裏切った」裏切り系ヤンデレ
このタイプが一番狂っていると思うのは俺だけか?
代表的な裏切り系ヤンデレは「スクールデイズ」の言葉か。


彼女は友人で恋敵ある世界の策略でクラスで虐められ、挙げ句の果てに心の支えとしていた主人公をも世界に奪われてしまう。
その結果、精神が崩壊し世界を殺してしまう。


上のルートは有名な「鮮血の結末」を要約したものだけど、このルート以外でも言葉は非常に病みやすいキャラと言っていいと思う。
なぜかというと、舞台である学校において言葉の場所は友人、世界と彼氏で主人公である誠がいる場所しかないから。
言葉は学校内では虐められていて、居場所が全くと言っていいほどない。
そんな彼女に唯一出来た友人が世界で、そして彼女の好意を受け入れてくれた人が誠で、彼女はそれに救われていた部分がある。
そんな精神状態で誠を世界に奪われてしまうと、言葉は誰に救いを求めて良いのか分からなくなってしまう。
そしてその状態で追いつめられるとどうなるのか?
結果が「鮮血の結末」であり、「永遠に」と言って良いんだろうなー。
もっとも、スクイズに限定するのなら下半身暴走野郎である誠にも問題があるけど。


■「あの人は私のもの」独占系ヤンデレ
このタイプは古典的と言えるな。
代表例は「君が望む永遠」のマナマナとか、「未来日記」の由乃とか、「ひぐらしがなく頃に」の詩音。


このタイプは独占欲の固まりで、「あの人に私をもっと見て欲しい!」と思っている。
そのため、主人公が他の女の子を見ると凄く嫉妬してしまう。
その結果が君のぞ、マナマナルートにおける監禁。
また未来日記由乃は「自分の大切な人を守るために敵を殺す」。
自分のものを守るために殺すという感じで、守っている自分に酔っているのかも知れない。
いわゆる騎士道精神か。歪んでるけど。


ひぐらしの詩音も由乃と同じで悟史君を苦しめていた存在を殺そうとしただけだな。


■まとめ
あー朝倉さんはデフォで狂っているというか、「目的のために手段を選ばない」タイプ。
ヤンデレとはちょっと違うと思う。
ただレナは錯乱しているのでヤンデレ
自分以外信じられないニヒリズムの行きすぎた形のような。